「日出づる処の天子」は謀略か―東アジアと聖徳太子 (集英社新書) ![]() 価格: 672円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 日出処天子・聖徳太子(厩戸皇子)というと古代史の天才プリンスとして評判が高い。しかし歴史で伝えられている彼の肖像についての検討はほとんどない。この書は作家という自由な立場からこういった疑問を提起した書籍である。 本書を読むときのポイントは、この時代の視点となる人物を厩戸皇子以外の誰か(蘇我稲目の娘である堅塩媛と小姉君、特に後者がよい)に置くこと・日本を日本史ではなく東洋史の一部として見ることの2点だ。この書を読めば今までの歴史がいかに日本中心の近視眼的なものであったかを自覚する。さらに当時の天皇は決して絶対君主ではないことや、皇族だからといって特段ありがたがられるわけでもないことも理解 |
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日出処の天子 (1) (あすかコミックス・スペシャル―山岸凉子全集) ![]() 価格: 602円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 中学生の頃、友人と回し読みをしました。全巻揃えていたのは私だけでしたけども。人の美意識は年齢で変わる、なんて嘘で。あまり変わらない。今では私は歌舞伎が好き。その片鱗はこの漫画にありますね。私の感性のルーツみたいなものです、なつかしい。 |
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日出処の天子 (第11巻) (花とゆめCOMICS) ![]() 価格: 210円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 商品の詳細(↑)のページ数を見るとわかるとおり、このコミックスは通常のものより非常に薄い! (『馬屋古女王』を収録予定のハズが、執筆中に白泉社と袂を分かち、掲載断念と聞いています) しかし、中身は濃いのです。 巻末に収録の『日出処の天子・楽屋裏』は、この第11巻でしか読めません。 最終回を間近にひかえ煮詰まったらしい作者がギャグタッチで描いた3ページ。 王子の髪の花は誰が摘んでいたのか? ⇒答えは、購入後にお確かめ下さい! |